テーラーメイドとキャロウェイで迷ったら?特徴とおすすめクラブを紹介!
テーラーメイドとキャロウェイは外資系ゴルフブランドとして、とても人気があります。ゴルファーであれば1度は聞いたことのあるゴルフブランドではないでしょうか。
国内ブランドでは、ダンロップのゼクシオや本間ゴルフなどの人気が高いようですが、価格帯が少し高めとなっているので、購入をためらってしまうという声を聴いたりします。それに対し、テーラーメイドやキャロウェイのゴルフクラブは、スタイリッシュなデザインで比較的リーズナブルに購入できるということもあり、若い世代や女性ゴルファーも含め、幅広い層からの支持を得ているようです。
今回はこの外資系2大ブランドの特徴、人気度などの説明や、初心者におすすめのゴルフクラブ情報を男女別で紹介してみたいと思います。また、話題のドライバー「ステルス」や「ローグST」の選び方ポイントについての情報も載せてみました。
どちらのブランドでクラブを購入しようか迷っている人や、最新ドライバーの購入を検討している人は、ぜひここでの情報を参考としてみて下さい。
2大ブランドの歴史や特徴について
テーラーメイドやキャロウェイはどのようなブランドなのでしょうか。ここでは歴史や特徴も含めて、紹介してみたいと思います。
テーラーメイドについて
テーラーメイドは世界で最初にステンレス製メタルウッドを発売したブランドです。そして2022年にはカーボンウッドへのシフトを発表しています。新しい技術と斬新なアイデアを取り入れて、常に時代をリードしてきているブランドと言えるでしょう。最近では、ゴルフボールの開発にも力を入れています。
歴史
アメリカに本社があるテーラーメイドは、ゲーリー・アダムスが1979年に創業したゴルフブランドです。その後、1984年にフランスのサロモン傘下に入り、そのサロモンがアディダスに買収され、アディダス傘下にあるゴルフブランドとして経営がされてきました。ですが、アディダスは多額の営業損失を抱え、2017年5月にテーラーメイドを米国投資会社のKPSキャピタルパートナーズに売却しています。売却後、経営は安定していますが、2021年5月に、KPSキャピタルパートナーズは韓国の投資会社へテーラーメイドを売却しています。
特徴
比較的リーズナブルな価格で購入でき、アスリート仕様だけではなく、初心者でも扱いやすいゴルフクラブとして、日本のゴルファーに大変人気があるブランドです。日本オリジナルブランドの「グローレ」は、やさしくボールを飛ばせるというコンセプトの下に開発され、ヒット商品となっています。スタイリッシュなデザインということもあり、女性ゴルファーからの支持も高いようです。
キャロウェイについて
キャロウェイは多くのヒット商品を生み出し続けるゴルフブランドです。楽しくゴルフをするというコンセプトの下、飛ぶドライバーや曲がらないドライバーの開発を目指しています。ゴルフクラブだけではなく、ゴルフウェア、ゴルフボール、キャディバック、シューズなども手掛け、トータルでコーディネートが楽しめるブランドです。
歴史
キャロウェイはイリー・リーブス・キャロウェイが1982年にアメリカで創業したゴルフブランドです。1991年の「ビッグバーサ」の発売をきっかけに、世界屈指の売上を誇るゴルフブランドへと成長しました。1992年にはPGAツアー使用率がトップとなると同時に、ゴルフブランドとして初めてNY証券取引所へ上場しました。1997年にはオデッセイ・スポーツ社を買収し、パター市場においても有名ブランドの地位を築いています。
特徴
キャロウェイは日本人の体格を徹底的に研究し、クラブ全体の40％を日本用として販売しています。また、石川遼プロや上田桃子プロといった有名選手と契約しているので、ゴルファーでなくとも、キャロウェイを知っているという人も多いのではないでしょうか。近年では初心者向けのモデルも増えてきており、幅広い層に人気のあるゴルフブランドです。
テーラーメイドとキャロウェイの人気度
テーラーメイドとキャロウェイではどちらのブランドの人気が高いのでしょうか。大手オンラインゴルフ総合サイトのゴルフクラブ売れ筋人気ランキングを見てみると、NEWモデルランキング1位はテーラーメイドのドライバー、3位がキャロウェイのドライバー（2022年9月21日時点（集計日：9月13日～9月20日）となっており、どちらのブランドも人気が高いことがわかります。
また、テーラーメイドはタイガー・ウッズ、ローリー・マキロイやダスティン・ジョンソン、キャロウェイはフィル・ミケルソンやセルジオ・ガルシアといった、世界で有名なトッププロと契約している点も、この2大ブランドの人気を押し上げている理由の1つと言えそうです。
どちらの人気度も高いようなので、どちらのブランドのファンとなるかは、クラブとのフィーリングやデザインの好みといった点が大きく影響してくるのではないでしょうか。
初心者におすすめのクラブ
ここでは初心者におすすめのアイアンとドライバーを、男女別で紹介してみたいと思います。
男性用アイアン
・ テーラーメイド ステルスアイアン
ディスタンス系のアイアンで、高くやさしくボールを飛ばせます。心地よい打感と共に、正確な飛距離を実現できるでしょう。構えた時の安心感にも定評があるモデルです。
・ キャロウェイ ローグ ST MAX OS アイアン
ローグアイアンシリーズの中では、最もワイドなソールとなっています。グースネックなので、ボールのつかまりも良く、高弾道の球筋を出したい人へおすすめのアイアンです。
男性用ドライバー
・ テーラーメイドSIM2 MAX-Dドライバー
ヒール側にウェイトが設置されているので、とてもつかまりの良いモデルです。初心者向けなので、寛容性が高く、ミスショットに強いドライバーです。
・ キャロウェイ XR16 ドライバー
ボールのつかまりが良く、ミスヒットに強いドライバーである上、飛距離も出すことも可能です。ソール部分がシンプルな作りとなっているので、振りやすいドライバーとして定評があります。
女性用アイアン
・ テーラーメイド SIMグローレ ウィメンズアイアン
重心が低く設定されているので、やさしく高弾道を描けるアイアンです。またボールを簡単に飛ばせるように設計されているので、エネルギーが効率よくボールに伝わります。
・ キャロウェイEPIC MAX FASTエピック マックス ファスト レディースアイアン
ボールスピードが速くなるだけではなく、ミスヒットにとても強いアイアンです。ボールを飛ばすためのFLASHフェースカップや、安定感を生み出すタングステン・エナジー・コアの搭載で、理想的な高い弾道と大きな飛びを期待できます。
女性用ドライバー
・ テーラーメイドSIM2 MAXドライバーUS仕様
やさしく、より遠くに飛ばせるドライバーとして定評があります。スィートスポットが広いのでミスショットを減らせ、早くドライバーに慣れたいという初心者ゴルファーにおすすめです。
・ キャロウェイEPIC MAX FASTレディース 2021年モデル
EPICシリーズのMAXモデルを軽量化したドライバーとなります。力の弱い女性でも振りやすく、扱いやすいモデルです。インパクトの瞬間にフェース全体がたわむことで、エネルギーロスを軽減し、高いボール初速が実現できます。
いま話題のドライバー！「ステルス」「ローグST」
2022年に入ってすぐに発表された注目のドライバーが、テーラーメイドの「ステルス」とキャロウェイの「ローグST」です。この話題のドライバーが気になっている人も多いのではないでしょうか。ここでは実際に購入を検討している人に向けて、選び方のポイントをいくつか紹介したいと思います。
ステルスとローグSTとはどんなクラブ
ステルスの特徴は、フェースの素材にカーボンを使用して軽量化を図り、より理想的な重心設計が可能となったことで、多少のミスショットでも飛距離を追求できるという点です。どちらかと言えば、アスリートゴルファー向けの設計となっており、以下の3つのモデルがあります。
- 直進性の高い抵スピンの弾道を好む中級者から上級者向けの、ステルスドライバー
- ボールを高く打ち出したい人やスライスのミスを減らしたい人向けの、ステルスHDドライバー
- 使いこなすには技術とパワーの両方が必要となる、ステルスプラスドライバー
ローグSTシリーズでは、キャロウェイが培ってきた技術を最新版にアップデートさせることで、ボディーを一体成型としました。シャフトのしなり、ねじれの変形を少なくすることで、効率のよい弾道を追求しています。ローグSTシリーズのモデルは以下の4つです。
- シャフト次第では初心者からツアープロまで使える、ローグST MAXドライバー
- スライスに悩むゴルファー向けの仕様となっている、ローグST MAX Dドライバー
- 上級者やツアープロ向けに抵スピンを追求した、ローグST MAX LSドライバー
- ヘッドスピードが高くなくても飛距離を追求できる、ローグST MAX FASTドライバー
ポイント別の選び方
ステルス、ローグSTの7モデルを紹介しましたが、自分にはどのモデルが適しているのか、なかなか判断しづらいかと思います。ここではシンプルに3つのポイントで、おすすめモデルを紹介してみました。試打の際の参考としてみて下さい。
スライスのミスショットが多い人
スライスのミスショットは、ドライバーの振り遅れによりボールをつかまえきれていない点が原因となっている場合が多いようです。なので、つかまり性能が高い「ローグST MAX D」や「ステルスHD」がおすすめモデルとなります。
この2つの中でも、安定性を望むなら「ローグST MAX D」、飛距離重視であれば「ステルスHD」を選ぶと良いでしょう。どちらも抵スピンのモデルなので、ロフトは少し高めの方が良いかもしれません。
スイングスキルは高いのにフックのミスショットが多い人
上級者ゴルファーのフックボールは、力みやタイミングが合わなかった時に起こりやすいミスショットです。そのミスを減らすためには、つかまりを抑えたモデルとなる「ステルスプラス」や「ローグST MAX LS」がおすすめモデルとなります。もう少しボールのつかまりが良い方が好みということであれば、「ステルス」の抵ロフト角を試してみましょう。
ヘッドスピードはあるのに飛距離がでないと感じている人
スピン過多となってしまい、飛距離につながらないというケースが多いようです。そのようなゴルファーには全体的なバランスも重視した、抵スピンモデルである「ステルス」や「ローグST MAX」をおすすめします。その中で安定性も求めたいということであれば「ローグST MAX」を試してみましょう。
まとめ
外資系2大ゴルフブランドについて紹介してきました。テーラーメイドもキャロウェイもそれぞれの特徴があり、どちらも魅力的なブランドのようです。
キャロウェイであれば、ゴルフクラブとゴルフウェアを揃えてみるといった、コーディネートも楽しむプレースタイルが実現できます。テーラーメイドであればカーボンフェイスドライバーといった、革新的技術を取り入れて、プレーを楽しめそうです。
クラブを購入する時に、テーラーメイドとキャロウェイのどちらかで迷ってしまった場合、まずは自分のゴルフレベルや自分の求めるプレースタイルなどを分析したうえで、あなたにぴったりなブランドを選びましょう。その際には、ここで紹介している情報をぜひ活用してみて下さい。
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